未就学児二児と日々格闘するフルタイムのワーママが、3ヶ月の独学で「ファイナンシャルプラナー(FP)3級」をとりました!
「資格」としては転職に有利とか、周りに自慢できるとかいうものではありません。
それどころか、合格率80%の簡単な資格としてかなり軽く見られているくらいかも。
が、しかし!
「お金の勉強なんてお金儲けのことしか考えない卑しい人向けに違いない」なんて思わないでください!
全くの誤解です!
ファイナンシャルプラニング(FP)とは、年金、税金、医療保険、介護保険、利子、不動産、相続、などなど、日本で生活する全ての人々にとって避けて通れないめちゃくちゃ大事なお金の話ばかりなのです。
自分のため、愛する家族との将来のためにぜひ、「ファイナンシャルプラニング(FP)」がおススメです!
FP3級試験とは
正式名称「ファイナンシャル・プランニング技能検定」。
省略して「FP技能検定」です。
80%近くの合格率があるためか「誰でも取れるし」「取っても意味がないし」と馬鹿にされることすらあると言われる資格ですが、実は規定国家検定で、立派な国家資格なんです。
FP3級試験では私たちの生活とは切っても来れないお金に関する知識を6つの分野に分けて広く浅く学びます。
これから起こりそうな人生のイベント(自分&家族)を念頭に将来どれだけのお金がかかるかなどのシミュレーションができるようになります。
<私が具体的に興味深かったのは…>
将来の資金計画を立てる場合の計算方法、教育ローンと奨学金の違い、住宅ローンの種類、高額医療費の仕組み、傷病手当のこと、介護保険のこと、雇用保険のことなどなど。
もうここだけでおなかがいっぱいになりそう!
2. リスクマネジメント(リスク管理のこと)生命保険、学資保険、火災保険、地震保険、傷害保険、医療保険やがん保険など、保険について学びます。
<私が具体的に興味深かったのは…>
生命保険金を受け取る場合、契約者/被保険者/受取人の組み合わせ次第でかかる税金が異なるということでした。(所得税?相続税?贈与税?)
3. 金融資産運用金融政策、為替、株式、投資信託、NISA、積み立てNISAなど、どこの証券会社がおすすめかという話ではなく、金融や経済の超基礎を学びます。
<私が具体的に興味深かったのは…>
ニュースでよく耳にするわりに仕組みがきちんと理解できていなかった「買いオペ(買いオペレーション)」や「売りオペ(売りオペレーション)」の仕組みが頭に入りました!
この章を勉強すると、景気の話と金融政策は切っても切れない関係ということがわかります。
4. タックスプラニング
所得金額の計算、控除金額の計算、所得税額の計算から申告税額を導き出すことで、私たちの生活に一番身近な所得税についてじっくり学びます。
<私が具体的に興味深かったのは…>
ずばり「所得控除」と「税額控除」!
自分や家族がどんな控除に該当するのか、しないのかを考えるいいきっかけになりました。
5. 不動産不動産の取引に関する法律や税金などの基礎知識を学びます。
<私が具体的に興味深かったのは…>
不動産の税金。
同じ不動産でも取得した時、保有しているとき、売却したとき、貸しているときなど、それぞれで負担する税金が異なるなんて考えたこともありませんでした。
6. 相続・事業承継
相続人、相続分、遺言、相続税、贈与税など、相続についての基礎知識を学びます。
<私が具体的に興味深かったのは…>
かなり細かく「相続人」や「相続分」に関するルールが法律できめられていることでした。(それでもドラマや映画では家族や親せき間のドロドロ相続争いが起こり続けるんですけどね!)
そうなんです。
お金持ちでも一般庶民でも。
既婚者でも未婚者でも。
会社員でもフリーランスでも、アルバイトさんでも。
おじいちゃんおばあちゃんからもちろん学生さんまで。
FP3級では、日本で普通に生活する普通の人たちみんなが、明日かも知れない、10年後かも知れない「いつか」に直面するお金に関する決まり事や計算方法などなどが学べます。
FP3級の合格率
前述のとおり、7〜8割が合格しているかなり合格率の高い資格試験です。
元々金融リテラシーが高い人、お金に興味がある人にとっては確認テストみたいな感覚かも。
職種にもよりますが、2級以上でやっと履歴書にも書けるらしいですよ。
FP3級の勉強方法
フルタイムで働きながらの、未就学児2人に振り回されながらの合格へのカギは…
集中力と効率性!
「今日は朝からカフェでお勉強〜(о´∀`о)」なんて優雅なことはやってられませんので(涙)
日中はいつも通りに回転させ、子供が寝てる時間にチャチャチャっとくらいにしておかないと気力も体力も持ちません。
だからといって睡眠時間を削ってしまっては非効率!
私は潔く子供と一緒に8時ごろに寝て4時前には起きて(できるだけ)毎朝1〜1.5時間勉強することにしました。
逆にいうと、この勉強時間でも十分にいけるということが証明されました〜 ♪( ´▽`)
FP3級合格までの流れ(時系列)
2022年新年:今年の目標の1つに「金融リテラシーを上げる!」を掲げ両学長の動画にハマり始める
2022年2月吉日:FP3級関連ツイートで士気を上げるためTwitterアカウント作成
2022年2月19日:アマゾンで参考書をポチる
2022年2月20日:参考書を受け取る
2022年3月16日:5月22日の試験に申し込む(6千円払込も済ませる)
2022年5月7日:受験票(ハガキ)受け取り
2022年5月22日(日):某大学のキャンパスで受験
※2022年6月29日(水)10:00:日本FP協会ホームページで確認開始&普通郵便で結果通知の発送
2022年7月10日:ハガキが手元に届かないためウェブサイトで合格確認する
2022年7月21日:まだ合格通知が届かないためメールでFP協会に照会&電話で再送付依頼
2022年7月27日(水):無事に合格通知の封筒を受領
FP3級の独学におすすめの教材
私のおすすめは以下の3つ。
参考書
紙離れが進む世の中ですが、学習範囲を視覚で把握することもできるので、1冊は紙媒体の参考書も手元にあった方がいいと思います。
わからない単語を後ろの索引で辞書のように引くにも便利ですし、ついでに前後の関連項目を確認することもできます。
ただしちょこちょこ法改正があるので、参考書は随時アップデートしていく方が無難です。
私はFP3級テキストではアマゾンランキング1位だった「みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 [学科・実技に対応 スマホ学習対応 オールカラー] 」(TAC出版)を購入しました。
口コミはとてもよかったのですが、読んだだけでは全く理解できなかったのでYoutubeと併用しました。
YouTube 0円
参考書とYouTube動画の相乗効果を駆使するのがイマドキの勉強方法だと思います。
私のような40代の錆びついた脳みそでは参考書とにらめっこをするその横をむなしく時間だけが過ぎ去ってい行くことも。
そんな時は潔く参考書を閉じ、気になるトピックの講座をYouTubeで探しました。
YouTubeだと「難しい専門用語」を講師が「ふつうの人間の言葉」に翻訳してくれるから本当におすすめなんです。
YouTubeなら、家事をしながら、通勤中でも耳からジャンジャン聴けますし。
「これ本当にただ?」と驚くような無料FP対策講座もたくさんありますよ。
私はおーちゃん先生の講座をみまくりました。
全問正解は狙わず、6割正解で合格を目指す「FP3級合格最優先シリーズ」↓
ぜひお気に入りの先生を見つけてください!
過去問道場 0円
なんとなく頭に入ってきた感じがしてきたら、過去問にもじゃんじゃん取り組みましょう!
大抵の参考書の場合、同じシリーズで過去問も販売されているようですが、私は完全無料の過去問道場というウェブサイトを使いました。
この過去問道場はFP3級の過去問題がランダムに出題されるクイズアプリです。
広告が邪魔と言えば邪魔ですが、無料で過去問に挑戦しまくれるのでそこは我慢してください。
FP3級 過去問道場🥋 (学科)【完全解説付】|FP3級ドットコム
FP3級 過去問道場🥋 (実技)【完全解説付】|FP3級ドットコム
受験した感想
こんな偉そうなことばかり書いてますが、実は最後の最後まで受かる手応えはありませんでした。
過去問道場を繰り返しても60%ギリギリの暗黒時代がずっと続きます。
受験料を無駄にしたくない一心で重い足を引きずって会場に向かったくらいです。
合格不合格にかかわらず、FP3級の勉強をしたことでかなり免疫がついたと思います!
医療保険や介護保険、年金など、新聞やニュースで取り上げられることも多いこのご時世ですが、以前は耳を塞いでしまうくらい苦手意識が強かったのに、今では言っていることがなんとなく理解できるまでになりましたよ。
とても満足です!
お金の知識を深めて損しない人生を送るために、FP3級は誰にでもお勧めできる資格勉強だと思います。
もっと新しいバージョンも出ているかもしれませんが。。。
みんなが欲しかった!シリーズのFP3級の参考書↓↓
問題集はこちら↓↓↓